同窓会で再会した元カレとプールで……♡ ──夏のつぼみ 意地悪カレの不器用な愛し方

ヤバイです！ 久しぶりに読んでるだけでニヤニヤしちゃうくらいキュンッキュンするお話を読んでしまった。『夏のつぼみ 意地悪カレの不器用な愛し方』（作・つきのおまめ）。

 

そう、ティーンズラブを愛読している女子なら知っている人が多い、あのつきのおまめ先生の作品です。『保護者失格』のあのつきのおまめ先生の作品です。（『保護者失格』はドラマCDまで出ているマジでガチの名作。絵もストーリーも、何もかもが素晴らしいし、禁断モノという背徳感がまたイイんや…。）

 

『夏のつぼみ 意地悪カレの不器用な愛し方』（長いのでこれ以降『夏のつぼみ』表記します?）は、現在単話版で1巻のみの配信。ページ数も多くないのでサクッと読み終わりますが、短いながらも「なんだこれ最高」という要素が詰まってる。

 

高校生のときに付き合っていた彼との純愛ストーリー

まさに、純愛。『夏のつぼみ』は、ピュア系女×不器用男子の純愛です。

 

「気が強そうで不器用な男性が好き！ 」という人は、絶対にお相手の有川くんが好きなはず。（るり子も最近、このタイプの男の良さに目覚めました…。うん、可愛い。）

 

『夏のつぼみ』のヒロイン・篠崎桜は、見た目どおりおっとり系。でもモテるタイプの女子です。黒髪清楚かわゆ、みたいなタイプ。

高校のときに付き合っていた桜と有川くんだけど、なんとなく気まずいまま自然消滅──そして10年ぶりの同窓会で再会。

 

こうしてあらすじだけ読むと「まぁ、よくある話かな。」って思いますよね。るり子も、いくらつきのおまめ先生（しつこいようですがあの名作『保護者失格』のつきのおまめ先生）の作品とは言え、「よくある話っぽいからなぁ、絵は良いかもしれないけど話は普通っぽいな」と、あまり期待せずに読み始めた。

 

4ページ読んだところで「え、いやちょっと待って。この話、最高なやつだわ…」といとも簡単に手のひらを返しました。

 

4ページ目っていうのが、高校時代の回想シーンなんだけどね、有川くんがいきなり「篠崎、おまえ俺の彼女にしてやる」とか言い出すんだけど、桜が「え？」ってなってるまさにその瞬間、強引にキスしてくるの……！

やっべーよぉおお！

強引な男！

強引な男子高生！

「好き」の言葉もなく、キスだけで「そういうコトだから」と不器用な有川くん！！！！

 

キュンってしすぎて、心臓止まったかと……(;ﾟ∀ﾟ)=3ﾊｧﾊｧ　危なかったよね。

 

そして、はじめてのえっち♡♡♡ 不器用なのにやることやる男らしさ。（男らしさ？）

 

有川くんの嫉妬により、ふたりは自然消滅へ──

ここまで読むともうすでにお察しって感じなんですが、有川くんってばものすごく不器用。私たち読者が想定していた以上の不器用さで、桜がちょっと他の男と話しただけで嫉妬をします。嫉妬が過ぎて、強引に行為に及ぼうとするんですが、これをきっかけにふたりは自然消滅しちゃうの?

 

「どうしてあんなことしたの？ 」と聞けないまま、何も話せないまま卒業し、10年もの時が過ぎた。でも桜はずっと有川くんのことが忘れられなかった。

 

愛を確かめ合うプールえっち♡

最後は同窓会を二人で抜け出し、二人は長い間のわだかまりを解くっていうところに着地するわけですが、思い出の公園に行って今までのこと、お互いの気持ちを話す。なんて、なんて素敵な時間なのか……??

 

二人の思い出が詰まったプールに移動して、高校のときには聞けなかった「好き」の言葉をくれる有川くん。子供の頃は言えなかったことを、大人になってようやく言えるようになったんだねぇええ！ って思ったら、このあたりからず～っとニヤニヤしてた。

 

高校のプールで愛を確かめるようにセックスする二人。（エロすぎるシチュエーション、本当にありがとうございます…）エッチシーンがまたエロんだわ……。大人になって、愛を確かめ合う二人なのでした?

『夏のつぼみ』というタイトルの通り、夏に読みたくなる作品です。夏の間中（夏じゃなくても）何度も何度も読み返そう。続編、いつかやってくださいぃぃぃ～！ もっと『夏のつぼみ』の続きが読みたいよぅ?? 続編を待つ！