みんな警備保障って言葉を知っているかい?
警備保障とは、CMでおなじみSECOMとかALSOKなどのセキュリティサービスのこと。
自宅で何かあったら駆けつけてくれたり、高齢者の見守りサービスもやっているので「いざという時に安心!」ということで契約する世帯も増えています。
じゃあ、警備保障サービスと契約しておけば防犯は安心?
僕はそうは思いません。
結論から言うと、警備保障サービスだけじゃ防犯対策は不十分!
業界のタブー?警備保障の真実
警備保障サービスだけでは防犯は不十分。
これ、防犯業界ではみんな知っていることなんだ。
でも一般の方々にはあまり知られてないよね?
それは防犯業界の商流が原因だと僕は思っています。
どういうことかと言うと、鍵屋さんや防犯カメラ屋さんなど防犯のプロにとって警備保障会社は大口の顧客。
だから警備保障会社にとって不利なことは言えないし、警備保障サービスの設備工事をしたお家にも、勝手に防犯の穴を指摘したり提案することができないんだ。
でも勘違いしないで!
警備保障会社は防犯に役立つ機会を設置してくれるので、自宅の防犯にとても有効!
…ただ、防犯対策としては100%安心じゃない。と言う話ね。
それでは警備会社の防犯の穴。
一つ一つ解説していくよ。
1. 警備員が来る前に泥棒の犯行が終わる可能性が高い
正解は・・・5〜15分
警備業法施行細則によれば遅くとも25分以内に駆けつけなければならないとあります。
北海道など広大な土地柄、30分と緩和されている場合もあります。
警備員さんは遅くとも25分以内に駆けつけなければならない。
ちなみにコレ、努力義務です。
約7割の泥棒は10分以内に犯行を終えます。
5分以内に犯行を終える割合は約3割。
つまり、警備員が駆けつける前に、たいていの泥棒は逃げちゃうんだ。
実際に警備員が駆けつけて犯人検挙につながる確率はわずか1%!
あなたがお住いの自宅から警備員が駆けつける時間は場所によってさまざま。
電話ではセキュリティの観点から絶対に教えてくれないんだ。
もし警備保障サービスと契約するなら見積もりの段階で駆けつけ時間を必ず確認しよう!
見積もりの段階なら駆けつけ時間を教えてくれるよ。
2. 警備員は犯人を取り押さえられない
警備員は泥棒を取り押さえることができない!
警備員の主な仕事は次の通り
- センサーや防犯カメラが発報したら駆けつける
- 家の外回りや家の中に異常がないか確認
- 不審な車や人かげの確認
- 家の中に侵入者がいた場合は監視して管制へ報告、警察へ通報
もし泥棒と相対した場合は取り押さえず、特殊な塗料が入ったボールを投げつけて印をつけたりします。
もし警備員が泥棒を発見しても、その場で取り押さえることなく警察に通報するのが限界。
そこから警察が来るのに10〜20分くらいかかる。
警察が来て、ようやく家の中に入ることができるようになるんだ。
つまり、侵入警報が鳴ってから遅くとも30〜40分は家の中に入れないってこと。
これじゃあ遅すぎるよね。
3. 防犯対策としてコスパが悪い
警備保障サービスとの契約は「買取プラン」と「レンタルプラン」の2通り。
これは警備コントローラーや侵入感知センサーなどの機械を”買う”か”借りる”かの違い。
具体的なコストは集合住宅か戸建て住宅、間取りによって様々なので一概には言えないけど、4LDKの戸建て住宅だとざっくりこんな感じ。
レンタル料金 | 買取料金 | |
月額契約料 | 5,900〜6,900円 | 3,500〜4,500円 |
警備機器類の料金 (工事費含) |
53,000〜6,9000円 | 25万〜30万円 |
実は鍵屋さんに相談すると自前で警備保障サービスと同等の防犯機器を取り付けたりすることができるんだ。
もちろん、何かあった時に警備員が駆けつけることはないけど、一番大切なのは泥棒に入られない防犯対策!
自前の防犯対策なら月額料金もかからないし、初期費用だけでコストが抑えられる。
機器類の料金や工事費用は鍵屋さんによって大きく料金が異なるので、数社に見積りを出すのは鉄則!
予算がわかれば鍵屋さんに「○○万円ならどのくらいの防犯対策ができますか?」と聞いちゃおう♪
警備保障サービスって意味あるの?
泥棒に入られても、警備員が到着する頃には泥棒は逃げられちゃう可能性が高い。
泥棒がいても、警備員が泥棒を取り押さえられない。
僕が言いたいのは
警備保障サービスだけじゃ完璧な防犯対策はできないから、自分でも防犯対策をしよう!
ということ。
結局、最後に自分の身を守るのは自分自身なんだ。
警備保障サービスの良いところ
警備保障サービスは泥棒を取り押さえるのは期待できない。
だけど泥棒に狙われにくい防犯対策や、侵入後の証拠を押さえるのには期待できる。
- 侵入感知センサー
- 警報ブザーや警報ライト
- 防犯カメラ
- 泥棒に対する時間制限のプレッシャー
レンタルプランなら、こうした警備機器を割安で設置できるので、本格的な防犯対策をしたい時には警備保障サービスは選択肢の1つとして全然アリだね。
警備保障サービスの穴を自分で埋める防犯対策
警備保障サービスの防犯機器ではカバーできない防犯対策を、自分でやるのが僕は一番だと思う。
真っ先にして欲しいのが補助錠!
ドアの補助錠も大切だけど、窓やベランダの出入り口に取り付けられる補助錠は効果絶大なので、絶対やって欲しい!
他にも自分でできる効果的な防犯対策を紹介するよ。
- 泥棒の侵入経路になりそうなところに防犯カメラを取り付ける
- 玄関や勝手口、ベランダにセンサーライトを取り付ける
- 窓やドアに防犯対策済みのステッカーを貼り付ける
- 見通しの悪い自宅の外周に防犯砂利を敷き詰める
- 泥棒の足場になるような塀の上、雨どいに忍び返しを取り付ける
どれもホームセンターで購入できるし、防犯アイテムの取り付けに不安があれば、鍵屋さんに相談してみよう♪
防犯カメラは高いので、撮影機能や録画機能はないけどダミーカメラもおすすめ!
ダミーカメラは防犯カメラそっくりなので、泥棒はめっちゃくちゃ警戒するよ。
あえて優先順位をつけるとしたら
- 窓の補助錠
- 玄関ドアの補助錠
- 防犯カメラ
- センサーライト
防犯効果が高い順番だよ。
もし警備保障サービスとの契約を検討している方。
すでに警備保障サービスを利用している方。
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