私たち女は、恋愛がうまくいかなくなると「彼は運命の人じゃなかったんだ」と、なんとなく言い訳をして生きている。
そう、彼氏がいないとしても、好きな人すらいないとしても、いつか来るであろう運命の人を待っているから平気なのだ。
でも、待てども暮らせども運命の人は現れない。まだ見ぬ運命の人に出会えれば、冴えないこの毎日も終わってすべて逆転できるのに……!
運命の人は本当にいるのか?
さて、ここで、根本的な問題を解決しておかなくてはならない。
そもそも、運命の人はいるんだろうか? もしいないんだとしたら、私たちは今日から何を支えに生きていけばいいんだろうか。
運命の人はいるのか?その答えになるかはわからないが、人は、出会うべき時に出会うべき人と出会うらしい。どんなに嫌な人であったとしても、その人はあなたの人生において今、出会わなければいけない人だったのだ。
だとしたら逆に、運命の人に出会っていないと思う今、私にはまだそういう人が必要じゃないんじゃないか?と言える。
出会うまでが縁であり、それこそが運命
2017年現在、地球の人口は約74億人。一生のうちですれ違うことさえない人たちも、今まさに同じ地球に生きているのだ。こう考えると、映画館で一緒に映画を観た人たち、同じ車両に乗り合わせた人たちでさえ、同じ時間を共有したことそのものが奇跡と言える。
今、あなたのまわりにいる人たち。顔を合わせて話をすることができて、名前を知っていて、会う約束ができる人たち。
奇跡なんて言葉じゃ足りないくらい、素晴らしい出会いである。
もしかしたら、すべての出会いが運命なのかもしれない。
“運命の男”との出会い方
「いやいや、私たちが聞いてんのはそういうことじゃないのよ!出会う人みんな運命だなんて陳腐な言葉じゃなくて、運命の男と出会えるのかってこと! 」
そんな声が聞こえてきました。
そんなあなたに。ひとつ、興味深い話があります。
ずっと好きだった人がいたのに別の人と結婚した女の話
私の知人で、5年間ひとりの男性を一途に想い続けた女がいました。それも、22歳~27歳までの期間。
彼女のひたむきな想いは本当に可愛かった。5年も片思いをしていても結ばれていないんだから、まわりだけじゃなく本人でさえ「この恋は無理」と感じていたのかもしれない。
でも、人の気持ちっていつ変わるか分からない。もしかしたら明日、彼にとって彼女が「会いたい人」になるかもしれない。
そんな彼女は27歳のとき、転職をした。そして新しい職場である男性に出会ったのだ。
そして彼女は言った。
「私、なんとなくあの人と結婚するような気がする」
その時点でも5年片思いしている彼のことは好きだったんだろうし、何より出会ったばかりのその男性とは付き合ってもいなかった。誰もが何言ってんだこの女、と思った。
そしてその半年後、婚約をしたという知らせが入り、今ではママになった。
「ねぇ、なんであの人と結婚するような気がしたの? 」
「わかんない。なんとなく。」
この話を聞いて、彼女は運命の人に出会えたんだね、と思っただろうか?
彼女にとっての運命の人は本当に旦那さまだろうか。
5年片思いした彼は、運命じゃなかった人なんだろうか。
だって彼女は、あんなに夢見がちな女だったのに、旦那さまに対して「運命」なんて言葉は一切使わなかった。
運命の相手は、自分が決める
彼女がそのことに触れない以上、5年片思いした彼の話をこちらからするつもりはない。でも、彼女の性格上、「いいなぁ、運命の人に出会えて」と言ったら、旦那さまではなく、5年片思いした彼の名前を出すんじゃないかと思う。
それだけ彼女にとって彼の存在は大きかった。むしろ、叶わなかったからこそ、美しいのかもしれない。そして彼女は、旦那さまに出会ったとき、きっと自分で決めていた。「この人と結婚する」と。
そこには運命なんて陳腐な言葉はなかったのだ。
あなたにとっての運命と、手に入れたい現実、それはいったい何だろうか?
それを決めたとき、『運命』と呼ばれる歯車が回りだすのかもしれない。
この記事を書いた人
とにかくイケメンと年下が好き。 趣味はボディケアの元エステティシャン。LCラブコスメの盲信者★☆ 23歳くらいに見られることだけが自慢のアラサー。(たぶん精神年齢の低さが見た目に出てる…) 最近の趣味は筋トレと痩身エステ。
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