「彼とのセックスが、最高に気持ちいい……!」
好きな人とのセックスで身体も心も満たされると感じる人も多いのではないでしょうか。肌を重ねているひとときは、何にも変えられない高揚感と心地よさがありますよね。
では、なぜ気持ちいいのか? いつからセックスは気持ちいいと思うようになったのだろう? あらためて考えてみると不思議なことばかり。
そこで、なぜセックスが気持ちいいのか、その正体を探ってみました!
なぜセックスは気持ちいいの?
結論からいうと「セックスが気持ちいい」と感じるのは、人間の欲求の一つ、性欲が最大限に満たされるからです。
セックスでのキスやハグ、手をつないだり身体に触れあったりすることの物理的な気持ち良さに加え、パートナーからの愛情に満たされる経験を重ねることで感度が磨かれ、”気持ちいいレベル”が進化していくと考えられます。
女性のセックスにフォーカスした気持ちよさや性欲について、謎の都市伝説も含めて少し掘り下げてみましょう!
都市伝説「女性のほうが何倍も気持ちいい」は、ホント?
「セックスは男性よりも女性のほうが何倍も気持ちいい。女性は毎月の生理の衝撃、処女喪失時の痛み、出産の苦しみなど人生であらゆる試練があるため、男性よりも快感を得られる身体になっている」
合点がいきやすい都市伝説ですが、正しくはNOです!
確かに女性は男性よりも身体の負担は多いのかもしれませんが、それは偏見です。男性だって女性のような痛み以外に大変なことはたくさんあるでしょうし、性的な気持ちよさは数値では割り出せないものです。
「男性よりも女性のほうが性欲が強い」は根拠ナシ?
性欲の強さもよく聞く話ですが、はっきりいってこちらもNO!です。
人によって「性欲が強い・弱い」の差はあるものの、性別年齢関係なく人それぞれ違うため、一概には言えないでしょう。
セックスの際、一気に興奮度が高まり射精するタイミングが最高潮に気持ちいいと感じる男性の快感に比べて、女性はセックスの最中の快感が持続しやすいため、そのようにささやかれるのかもしれません。
ちなみに、女性がセックスしたいと思うのは「生理前後」「お酒に酔っているとき」「彼と会ったとき、会えないとき」というデータがあります。
また「自分からセックスに誘う?」の質問には、「よくある・ときどきある」を合わせると、50%と約半数の女性が自分からお誘いしているデータがありました。
今は女性からのお誘いも決して珍しくはありません。彼をドキッとさせる「私ファーストな性欲強め」は素敵なことですね。
「セックス=癒し」だから気持ちいい
「イマ彼とのキスが歴代優勝レベル」
「彼に抱きしめられると幸福感に包まれる」
女性は、セックス前もセックス後もずっと気持ちよさが続きます。前戯もキスも、抱き合ったりくすぐりあったりすることも、全てが癒しなのです。信頼できる好きな人とのセックスだからこそとても気持ちがいい。これにつきます。
セックスでは「愛情・身体の満足」の両方で癒されたい人もきっと多いはず! アフターセックスまでが癒しの時間。一緒に過ごす時間は最後まで満喫したいものなのです。
なぜクリトリスへの刺激は気持ちいいのか
ところで、「セックスや性的な刺激で気持ちいいと感じる性感帯は?」の質問に「クリトリス」をあげる人が多くいます。
クリトリスへの刺激でイクことを「クリイキ」といい、「クリ吸引バイブ」などクリトリスの気持ちよさにフォーカスしたアダルトグッズもたくさんあります。
また、「セックスで好きな行為は何ですか?」の質問に対する回答第1位は「クンニリングス」であり、多くの人がクリトリスへの愛撫は気持ちいい、口で優しく刺激してほしいと思っているのがわかりますね。
セックスについて語るなら「クリトリス」は外せないキーワード。ではなぜクリトリスへの刺激は気持ちいいのでしょうか。
セックスが気持ちいいのは挿入だけじゃない
クンニリングス(以下クンニ)はセックスの醍醐味といっても過言ではありません。
舐めてもらうのに抵抗がある人もいるかもしれませんが、クリトリスを舐められるときの気持ちよさと興奮は筆舌に尽くしがたいものです。また、舐めてもらうことで相手を愛おしく思えるのもまたたまりません……!
クンニはお相手がいてこそできる気持ちいいプレイでもあります。女性にとってセックスは、挿入だけではなく、二人だけの濃厚な時間で愛情と心地よさが高まる行為なのです。
クリトリスの存在意義とは
実は、クリトリスは快感を得るためだけに存在しているのをご存知でしょうか?
クリトリスが医学的に発見されたのは1559年のこと。そしてきちんと注目され始めたのは、1950年にアメリカの性科学者アルフレッド・キンゼイ、ウイリアム・ハウエルマスターズ、バージニアジョンソンによる研究からでした。
彼らによる1953年のキンゼイの報告のなかで、膣壁に比べてクリトリスのほうが敏感に感じる器官であると発表されました。
その報告では700人を超える女性被験者を調査し、(中略)オーガズムの源はクリトリスであり、クリトリスで得た快感が膣から脳で伝わって、体全体で感じるという仕組みを突き止めたわけです。※書籍引用「感じるところ」著:森田敦子 幻冬社
クリトリスの役割、なんて偉大なのでしょう!
こうした医学的に証明されている事実を知り、自分の身体を知り知識を深めることで、もっとレベルアップした「気持ちいい」が手に入るかもしれませんね。
初セックスが気持ちいいと思えなかったら?
特に人生初のセックスは、めちゃくちゃ恥ずかしいですし「変な感じ!」と思いませんでしたか?
生々しい話で恐縮ですが、筆者の初夜はホラー映画か!?と思うほど、ザ・血の海で、相手も「返り血を浴びる」大惨事でした。今だからこそ笑い話にできますが、初セックスは、全く気持ちいいものではありませんでした……
セックスなんかもう2度としたくない!?
多くの人がロストバージンという大人の階段を登り、経験を重ねていくうちに、セックスが気持ちいいものに変化していくと思います。しかし、そうではない場合もあるでしょう。
例えば、初めてのセックスで
- 痛いだけだった
- 変な格好で恥ずかしすぎた
- 半ば強引にされた
など、ひどい体験をして気持ちいいものとは思えないまま「セックスは苦手、怖い」となってしまうこともあるでしょう。初体験がトラウマとなり、なかなかそこから抜け出せなくなるのは本当に辛いことです。
ファーストセックスと2回目以降は別物
もし「初セックスは最悪。痛いばかりで楽しくなかった」としても、悪いのはあなたではありません!
セックスは相性や経験値も大きく影響しますし、濡れない、気分じゃない、お相手の事情で挿入できないなどは、セックスを経験している人にも起こり得ること。だから、セックスは苦手とは思わないでほしいのです。
極論ですが、セックスは食事をすることに似ています。一緒にゆっくり食事を楽しんで美味しさを共感したり、美味しくいただいて笑顔になれたり。セックスも同じ。ゆっくりのんびりでも経験を積み上げていくことで、気持ちいい素敵なセックスにつながるかもしれません。
「この人とだったら」という人と一緒なら、ふたりにしか体験できないセックスが待っていることでしょう。
セックスと私たちのこれから
例えば、お顔のケアのように膣やデリケートゾーンのケアをすることで、身体の潤いが変化し、セックスも気持ちいいと感じるようになる。これも、フェムテックの一部です。
では、性やセックスに関しては、今後どんな変化が期待できるのでしょうか。
性について語りやすい世の中に
世の中は、女性が主体的になれるセックスや性的嗜好に関して、飛躍的に変化し続けています。
雑誌でセックス特集が組まれることもありますし、アダルトグッズがネットやリアル店舗でもカジュアルに手に入るようになりましたよね。また、女性向けのAVや女性向け風俗など多種多彩なコンテンツも選べるようになりました。
性やセックス について、情報が手に入りやすく、誰でも語りやすい世の中になったことは、女性にとってありがたいことだと思います。こうした世の中の動きは、この先の未来もますます進化していくでしょう。
罪悪感なく自分主導でセックスは楽しめる
もし、あなたがセックスしたいと思ったら「したい」と素直に言えますか?自分から誘うのは、不自然なこと、恥ずかしい、と思うでしょうか?
もちろん、お相手からお誘いを受けるのはとても嬉しいこと。でもこれからは、男女どちらからセックスを誘うべき論は、ナンセンスです。自分が主導でもっとセックスに積極的になってもいいですし、気持ちよさに貪欲になってもいいのです。
ただし、セックスするお相手はしっかり選ぶように。そして、ピルやコンドームでの避妊も行い、性的同意できるパートナーを見極めましょうね。
あなたらしいセックスが気持ちいい!
これまでなかなか語れなかったセックスや性的なお悩み。もっとオープンに語り合う場があることで、一人でモヤモヤした気持ちや心が解放されて、晴れやかな気持ちになれそうです。
そして女性のお悩みを解決する情報やグッズ、サービスを上手に活用して、自分らしく人生もセックスも楽しんでいきましょう♪
この記事を書いた人
イケオジさまから年下男子くんまで、その人独自の色気や伸びしろをみいだして妄想するのが得意な永遠のアラフォー。MにもSにもなれる女優魂が強み。チェリーミーでは、性に悩み性を楽しむ全女子のために、実体験ネタも提供しながら「まじめにかわいくエロキュン」をシェアいたします♪
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません